老眼とは
手元にピントを合わせる調節機能が年齢とともに衰えた状態
一種の老化現象です。
近視の人は老眼にならない?
そうではありません。近視の人は裸眼で見えるポイントが近くにあるので、メガネをはずせば手元を見ることができます。そのため、老眼になったときは不便を感じにくいのかもしれません。
年齢に応じて誰でも老眼はでてきます。
老眼の症状
上記以外にも、
- 夕刻になると目がショボショボ・ゴロゴロする
- 午後以降に軽度の頭痛や肩こり、目の奥の痛みや項部痛がある
などがあります。
これらを自覚したら、一度眼科を受診して近見視力(手元の視力)を測定し、必要なら弱い老眼鏡を作成するとよいでしょう。無理をしてメガネなしで過ごすと、眼精疲労の原因になることもあります。
老眼の原因
【正視(若い時)の場合】
水晶体というレンズはカメラでいうオートフォーカスの機能をもっています。
毛様体という筋肉で水晶体(レンズ)の厚さを自動的に調節し、見たいものにピントを合わせることができます
【老眼(視)の場合】
- 加齢に伴い水晶体の弾力が低下して近くにピントが合わない状態が老眼(老視)です。
- 43歳前後で手元が見にくいと自覚し始める方が多く、60歳を過ぎた頃には調節力はほぼなくなります。
老眼の矯正方法
40代前後になると、今まで目が良かった方も悪かった方も見づらさを感じることが増えてきます。
今は老眼鏡だけでなく、色々な矯正方法がありますが見づらさの原因は様々で、
仕事や趣味・ライフスタイルなどによって合う矯正方法も違います。
まずは眼科を受診していただき、医師や視能訓練士とよく相談されることをおすすめします。
メリット | デメリット | |
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老眼鏡 |
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遠近両用 コンタクトレンズ |
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多焦点眼内レンズ |
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ミドルエイジ レーシック |
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>> 遠近両用コンタクトレンズ
“次世代型マルチフォーカルレンズ”は、遠くはもちろん、中間も、不自由していた手元も自然に見えます。
>> 多焦点眼内レンズ
手術方法は通常の白内障手術と同じですが、単焦点眼内レンズのかわりに、「遠く」と「近く」の両方に焦点が合う多焦点眼内レンズを挿入します。
>> ミドルエイジレーシック
手術自体は通常のレーシックと同じですが、特殊な照射プログラムを用い、左目と右目の矯正度数に差をつけることにより老眼に対応します。
遠近両方コンタクトレンズ
最新の「遠近両用コンタクトレンズ」なら
遠くはもちろん、中間も、手元も自然に見えます。
最新の遠近両用コンタクトレンズは、今までの遠近二つの度数しか入ってないレンズと違い、「手元用」の度数から周辺に向かってだんだん「遠く用」の度数へと境目なく変化する構造なので、脳が混乱することなく、見たい画像を見ることができます。その結果、遠くも手元もきれいに見え、しかも瞬時にピントが合います。
【特長】
- 遠くも近くも瞬時にピントが合う
- 視界に違和感がなく、自然に見える
- すぐに慣れやすい
初めは脳がピント合わせに迷い、違和感を感じる方もいらっしゃいますが、数日から1週間くらいで慣れる方がほとんどです。
【遠近両用コンタクトレンズの仕組み】
なぜ1枚のレンズで遠くも手元も見ることができるのでしょうか。
それは脳で見ているからです。
人は、脳の視覚機能により見たいものを無意識に選んで見ています。
遠くを見るときは手元の画像を、手元を見るときは遠くの画像を脳が自然に消去してくれるのです。
患者様の目にとって
最適な「遠近両用コンタクトレンズ」をお選びします
遠近両々コンタクトレンズは、患者様の目にあわせるのも経験が必要ですし、いろいろな度数を細かくあわせるのにお時間がかかります。
当院では、経験のある視能訓練士が時間をかけて処方し、丁寧にご説明しますので、興味のある方はお時間のあるときにご予約ください。
ただ、目の状態は人それぞれです。どうしても合わない方や、違和感がなくならない方もいらっしゃいますので、まずはお気軽にお試しください。
お取り扱い「遠近両用コンタクトレンズ」
- ワンデイ、2ウイーク
- ソフトコンタクトレンズ、ハードコンタクトレンズ
- メーカー:ボシュロム、シードなど