~角膜が薄くレーシックが受けられない方、格闘技などのスポーツをされる方向け~
角膜上皮を薄くはがし、その下の角膜にレーザーを照射することで屈折矯正を行います。フラップ(※)をつくらないため、角膜が薄い方や目に衝撃を受けるリスクのあるスポーツをされる方に適した近視矯正手術。
※角膜につくるフタ状のもの。
どんな手術?
ラセックは、レーシック同様エキシマレーザーを照射して角膜の形状を変えることで、近視・遠視・乱視を矯正する手術です。レーシックのようなフラップはつくらず、角膜上皮をシート状にはがして、その下の角膜に直接レーザーを照射します。
こんな方に
- 角膜が薄くレーシックが適応外と診断された方
- ラグビー・ボクシング・空手などの目に衝撃を受けるリスクがあるスポーツをされる方
メリット
- 角膜が薄い方でも、手術を行うことが可能
- 角膜が薄い方にとっては、レーシックより術後の視力が安定している
- フラップをつくらないため、フラップがずれる心配がなく、目に衝撃を受けるリスクのあるスポーツをする方にも適している
- 手術後のドライアイが軽くすむ
デメリット
- レーシックと違い、しばらく違和感が続いたり目が開けにくいことがある
- レーシックと比べて、視力の回復が遅い
- 感染予防と炎症を抑える目薬を長期間(3カ月ほど)使用しなければならない
- 角膜上皮の下に、濁りをきたすことがまれにある
術後データ
<ラセック手術後視力の推移>
術後1年検診アンケート
起きたとき、寝るときなどコンタクトやメガネがないことでわずらわしさが減ったこと、外出や旅行、スポーツなどの時も改めて良かったと感じられているようです。
Q1.満足していますか?
Q2.どんな時に良かったと感じますか?
Q3.困ったこと、心配なことはありますか?
手術の流れ
【麻酔】
目薬による麻酔を行います。
【角膜にマークを付ける】
正しい位置に角膜上皮を戻せるように、マークを付けます。
【薬液に浸す】
薬液に浸して、角膜上皮を剥がしやすい状態にします。
【角膜上皮を剥がす】
角膜上皮をシート状に剥がします。
【エキシマレーザー照射】
近視・乱視を矯正するだけでなく、様々な目のデータを元に、ウェーブフロントによるオーダーメードのレーザー照射をいたします。その結果、裸眼視力だけでなく「見え方の質」の向上が期待できます。※高度近視の方やウェーブフロントに適応しない方は、スタンダードのレーザー照射で対応させていただきます。
【角膜上皮を戻す】
角膜上皮をマーキングに合わせて元に戻します。
【コンタクトレンズをのせて終了】
コンタクトレンズをのせて手術は終了です。
上皮が入れ替わるまで5~7日間レンズはのせたままです。
手術後の仕事について
手術の費用
両眼:286,000円(税込)
検査費・お薬代(※):30,000円(税込)
※術前検査から術後1年検診まで。
当院では、可能な方にはウェーブフロント(オーダーメイド)照射を行っております。