2022年9月に涙道治療を再開いたします。
治療日は第3木曜日、診療は水野医師または小島医師でご予約ください。
担当医:
水野泰子 医師
流涙症に悩んでいませんか?
眼から鼻へ通じる涙の通り道(涙道)が細くなったり詰まったりすると、涙は目の表面からあふれ出てしまいます。
当院では、涙道内視鏡による涙道チューブ挿入術を行うことが可能です。
流涙症とは?
涙液は、主に上まぶたの奥にある涙腺から分泌され、目の表面を潤したり、感染から目を保護したり、酸素やビタミンなどの栄養を目の表面に供給するなどの役割を担っています。その後、目頭にある上下の涙点から吸収され、涙点 → 涙小管 → 涙嚢 → 鼻涙管 → 鼻腔(下鼻道)を通り鼻へ流れます。通常、この分泌と排出を一定量繰り返し目の表面を正常に保っていますが、この涙の通り道である涙道が細くなったり、つまったりすると、流涙症、涙目を自覚します。
流涙症になると?こんな症状ありませんか?
- 涙が溢れ、涙で視界がぼやける。
- いつも涙で瞼が濡れ、目のまわりの皮膚が荒れる。
- 涙が多くて化粧が落ちる。
放っておくと、感染、眼瞼炎、急性涙嚢炎になってしまう可能性があります。
涙道閉塞の原因
加齢、感染や顔面骨折、点眼薬や抗がん剤の副作用、涙道ポリープや腫瘍、先天性の涙道閉塞、結膜弛緩症など。
治療法
当院では、涙道内視鏡による涙道チューブ挿入術を行うことが可能です。
- 局所麻酔後、涙道内視鏡を用いて、専用の涙管チューブを挿入し、涙道の詰まりを開通させ、涙道チューブを留置することにより、涙道を再建します。
- チューブは1~3ヶ月間留置し、その後定期的に通水を行い、涙道ができればチューブを抜去します。
- 所要時間は約30分前後です(状態により、もっとかかる場合があります)。
- 涙道の閉塞が非常に強い場合は、涙嚢鼻腔吻合術(DCR)が必要となるため、近隣専門施設へご紹介させていただきます。