当院の女性医師3人が、日々の診療や身近で起こったことについて語るコラムです。
『結膜母斑』
母斑いわゆるほくろといえば、顔や身体の皮膚にできるものと思われがちですが、実は結膜(白目)にもできます。白目部分にある茶色のほくろなので、気になる方も多いと思いますが、この結膜母斑は取ることができます。ほくろ部分に直接レーザーを当て切除しますので、ほくろが結膜の浅い部位にあるものが良い適応となります。ほくろの性状や大きさによって複数回レーザーが必要となり、また角膜(黒目)近くのものは多少残る可能性があります(深い部位まであるほくろの場合は、手術での切除の方が良い場合もあります)。
保険はききませんので、自費治療となりますが、気になっていらっしゃる方がいれば、是非ご相談下さい。
<施術例>
~ビフォー~
~アフター~
名古屋アイクリニック
医師 水野 泰子
【略歴】
- 岡山大学医学部卒業
- 岡山大学医学部附属病院、高知医療センター、中京病院、中京眼科勤務を経て現在は名古屋アイクリニック勤務
- 日本眼科学会認定眼科専門医
【所属】
日本眼科学会、日本眼内レンズ屈折手術学会、日本アレルギー学会、眼科アレルギー研究会