当院の女性医師3人が、日々の診療や身近で起こったことについて語るコラムです。
『花粉症は前年比200%』
花粉症シーズンが到来しています。
今年はコロナ渦ということもあって、花粉症の症状に対して、患者さんも周りの人も神経質になってしまうのではないでしょうか。
日頃診療をしていると、今年は花粉症患者さんが多いと感じますが、気象庁の花粉飛散傾向予測によると、2021年の東海地方の花粉飛散量は、「例年並み」なんだそうです。全国的にみても、例年より「少ない」や「やや少ない」が多いようです。ただ、昨シーズン(2020年)比だと200%以上増の「非常に多い」となるようですので、昨年症状が軽かったぶん、今年は辛いと感じる患者さんが多いのと、我々医療者側も、昨年患者さんが少なかったぶん、今年は余計に多いと感じてしまうのかもしれません。
花粉症の患者さんは、眼や鼻に触れる頻度が高まることで、コロナウィルスの手指からの接触感染のリスクが高まりやすい可能性があります。
適切な薬を使ったり、セルフケアを行ったりすることで症状緩和をはかりつつ、うまくこの時期を乗り越えたいものですね。
辛い症状でお悩みの方は、ご相談ください。
名古屋アイクリニック
医師 長谷川 亜里
【略歴】
- 2006年 山口大学医学部卒業
- 大雄会病院を経て、現在は中京病院勤務
- 日本眼科学会認定眼科専門医
【所属】
日本眼科学会、日本眼内レンズ屈折矯正手術学会、日本角膜学会