当院の女性医師3人が、日々の診療や身近で起こったことについて語るコラムです。
『オンライン診療の準備をしています』
名古屋は緊急事態宣言が解除され、日常生活を取り戻しつつありますが、解除後の感染者数の動向が気になるところです。今後数年間はコロナと共生する生活になると言われています。第2波、第3波が到来したときに、患者様が受診をためらい、治療が中断することがないようにと考え、名古屋アイクリニックではオンライン診療の準備を進めています。
オンライン診療とは、スマートフォンやパソコンのカメラを利用して診察を行い、予約・診察・支払いまでをインターネットを通して行うことができるサービスです。
「curon(クロン)」というアプリを利用してオンラインで診療し、処方箋を発行して患者さんに送付します。
患者様には、薬局に処方箋を持参してお薬を受けとっていただきます。
眼科のオンライン診療では、眼圧、視力検査、機械を使った検査などができません。通常医師は、実際に患者様にお会いし、症状や検査結果など、あらゆる視点から病気を診断しています。限定的な情報しか得られないオンライン診療の限界は感じていますが、このような状況ですので、出来るだけ早く導入しなければとは考えていました。
仕事や家事で時間がない、コロナに感染しそうで外出をためらっている、などの患者様には便利に使っていただけると思います。
はじめは不手際が多いかもしれませんが、常に改善していきますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
ご興味のある方は、ご質問ください。
名古屋アイクリニック
副院長 吉田 陽子
【略歴】
- 1995年 福島県立医科大学卒業
- 中京病院勤務を経て、現在、名古屋アイクリニック副院長
- 日本眼科学会認定眼科専門医
【専門分野】
手術をはじめとする屈折矯正、角膜疾患に対するレーザー治療、コンタクトレンズ治療、眼精疲労治療、子どもの目の治療
【所属】
日本眼科学会、日本眼内レンズ屈折手術学会、日本コンタクトレンズ学会、日本眼科手術学会