

(2009-10-19)
●当院での手術後検査の項目に「サイプレジン検査」というものがあります。
「サイプレジン」は商品名で正式名称は塩酸シクロペントレート。副交感神経麻痺作用により、目のピント調節を行っている毛様体筋に働き、余分な目の緊張をとり、正しい屈折(近視や乱視など)状態を検査するために行うものです。時に目の“調節緊張”が強い方がおり、その場合、通常の検査では実際以上に近視の度が強く測定されることがあり、そのまま矯正すると、今問題(話題)になっている、「過矯正」になる可能性があります。
≫関連記事: 2009.7.30 週刊文春 レーシックの光と影
安価なレーシックを提供している大手施設によってもたらされているレーシックの“影”の部分が4ページにわたって取り上げられ、中村院長がそれに対しコメントしています。)
●そのようなことがないよう、私達は開院以来ずっと「サイプレジン検査」にこだわり、必須のものとして行ってきました。
しかし残念なことに、日本国内のほとんどの施設ではこのサイプレジン検査は行われず、散瞳剤(眼底検査のために瞳を開く薬)であるミドリン点眼というもので代用し済ませています。ミドリンはサイプレジン同様、副交感神経麻痺剤ですが、その調節麻痺作用は弱く、時に調節緊張が取れない可能性もあります。しかし、持続時間が5-6時間と短いので検査後の回復が早く、また簡便なので、多くの施設ではサイプレジンをせず、ミドリンで済ませているようです。
●サイプレジンはその効果が1-3日続いてしまうため、患者様には検査後ピントが合いづらく眩しいなど、つらい状態を強いてしまいますが、NICでは精度にこだわり、この検査にご協力いただいています。
そのため、NICでは過矯正により術後苦しまれる患者様はいらっしゃいません。
安心、安全、確実をモットーに、これからもサイプレジン検査に限らず多方面にこだわっていきたいと思います。
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